食文化再研究スタート

食文化の国際的な比較研究など山ほどある。

そこにあえて挑もうと考えている。

この1年の間にポーランド、チェコ、中国の大学で

日本の食卓文化と美学について講義をする機会を得たことが

原動力になった。

それぞれの土地の料理と食卓、生活文化に私自身も大きな刺激を受けもした。

研究の第一歩は文献探し。

ありそうなのに、論文となると私が探すものはなかなみつからない。

やっと一本の論文・・のような研究ノートを見つけたのだが

その内容の不正確さに愕然とした。

ある大学の留学生が書いたものだが、指導したと思われる教授の名が共著として記されている。

あきらかにこの教授は彼が書いた文章を読んでいないことがわかる。ひどい。

そしてそんな未熟な文章を活字にして載せた雑誌もわるい。

だがそんなことに憤っていているヒマはない。

私自身が持っている山積みの書籍やこれから出会う文献を丁寧に紐解き、既存の情報を整理してみようと思う。

クリスマスを完全に日本の行事に取り込んだ日本の、この柔軟性はどこからきたのか。

魏志倭人伝には、倭の人たちが長寿であると記されていて驚いた。

何をどう食べていたのだろうか。

ミステリーをたどる日々がスタートした。

改めて確認したことや、新しい発見はこの欄に綴っていこうと思う。

札幌は本格的な雪。春までになにかが見えたら嬉しい。

写真は去年のクリスマスレッスン。さて今年はどうしよう・・・。