ローリングストーン・転がる石

突然の方丈記。

ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例しなしー。

 

すべては移り変わるのよ、はかないのよ・・・という無常観や、わび、さび と解釈する向きもあろうが、私はそうではないと思う。

 

西洋には

A rolling stone has no moss.という諺がある。

hasがgathers のこともあるが、コロコロころがる石には苔が生えないということだ。

方丈記とこの転がる石<ローリングストーン>が私の中ではいつも重なる。

A rolling stone has no moss には転がってばかりいてはなんの利益もホンモノも手に入れられないから、おちつきなさいよという戒めとしての解釈もあれば、

常に転がって動いていれば、新しい刺激を得て、いつもワクワク生きていける・・という解釈もある。前者はイギリス、後者はアメリカ風の解釈だというのは言い得て妙である。

方丈記の「もとの水にあらず」というフレーズは、いつも私を激励する言葉だったし、これからもそうだと思う。

明日のすべては昨日と違うんだから・・・そう思って今まで生きて来た。

よくてもわるくてもローリングストーン、転がる石でありたい。

転がる石でなければ、文化など守れないし育めない。

音楽も美術も祭りも、その歴史の流れを守りながら未来へ継承し、転がっていればこそ、新しいモノを生む原動力を生み、発見もあろうというものだ。

とはいえ、苔は美しい。

苔むすことの美学はたしかにある。

老いたからこそ見えるものがあまりにも多い昨今、

シワも白髪もなんだか愛しい・・・・

加齢も老化もうけとめながら、それなりに転がり続けることができればいいな、と思う日曜の朝である・・・・。

 

あら、どうしたワタシ?!採点作業で疲れたか。

 

何気取ってんのかしら、恥ずかしい!

シワも白髪も大問題なんですから!

さ、グズグズ言わずに

陣中見舞いの美味しそうなパンをいただくことにします。

 

よい一週間でありますように!

 

 

 

 

 

routine

ルーチン。

 

きまりきった仕事、作業。

 

これが実に大切なのだと思う。

どれほどたくさん持つか、これも大切なのだと昨今思う。

同じ時間に起きる。

新聞を取りに行く。

ごはんのあとお茶を入れる。

犬の散歩も、決まって見るテレビも。

 

行事とて同じ。

同じ時期に飾る。同じ日に食べる。

片付けるのが大変なのは当然、準備も煩雑。

だがルーチンワークは日々の暮らしにメリとハリをつけてくれる。

 

毎朝新聞をとりに玄関まで階段を降りていた母がさぼるようになった。

連日デイサービスなどで出かける母は、その用意に手間取り、

新聞どころではなくなったようだが、これはまずい。

 

ママ、新聞わすれてる!と鬼の娘は93歳を今朝も叱る。

がんばれ、ママ!と思うのだ。

やらなければならないことが減る・・・これは大問題。

 

ああ面倒だ

一度くらい休もうか・・

 

これは老化の大敵、怠惰菌という体内で急速に広がる細菌のようなもの。

あっという間に心身に広がる。

 

ルーチンは多いほうがよい。

オルニチンもアルギニンも大切だが

ルーチンは無料で一番カラダにいいかもしれない。

 

今年は早めにツリーを飾った。

 

毎週金曜日、最悪土曜の朝までに写真といっしょに

送信しなければならない函館新聞の連載「暮らしのパレット」も

今朝一番に送った。

 

決まり事をしただけなのに、気持ちがよい。

ルーチンは妙薬だとしみじみ思う。

追伸

今朝の怠惰な犬

ルーチンがないとこうなります。

ブログ再開宣言!

長らくお待たせいたしました。

 

荒井三津子、12月1日から、心入れ替えて長くさぼっていたブログを再開いたします。・・・・と今は思っております。

インスタグラムやFacebookなど、あれこれのツールがある時代、

やはりブログにはブログの役割があるかと!

 

今後も続ける研究や、さまざまなクラスのこと、

9歳になったスタンダードプードルりきまるの話しなど

すっかり大人になりすぎた私なりに思うこと考えることを

綴ってまいります。

どうぞよろしくおつきあいください。

 

生命科学今年度スタート

生物を教えはじめてそろそろ40年。

北大の理学部で研究生をしながら始めた高校講師が第一歩。

その後予備校、専門学校、短大、大学とその場を広げてきました。

いつのまにか、「生物」から「生命科学」と教科の名前がかわったのですが、

生物と生命科学はどこが違うのでしょうか。

明日の第1回目の講義ではそこからスタート。

生命科学は英語ではLife  science ですが、そもそもLife ってなに?

イキモノってなに?

毎年その質問から講義に入るのですが

呼吸するもの

動くもの

子孫を残すもの

などなど。

じゃーね、

子孫を残さない人はイキモノじゃない?

自動車は動くからイキモノ?

呼吸ってどんな仕組み?

高校で生物を選択した学生でさえ、かなり頼りない答えです。

それほどイキモノの定義など、みんな考えたことがないのでしょう。

それなのに

遺伝子組み換えは嫌い。

すぐに他人の血液型を尋ねる。

植物性は動物性よりカラダにいいと信じている。

 

明日は何人の学生さんが講義室に集ってくれるのでしょうか。

イキモノの仕組みと不思議を学びましょう。

自分のコト(仕組み)を知りましょう。

そのことで日々の暮らしを科学的に、安全に、豊かにしましょう。

自然の中の自分、自分を囲む自然環境を再確認しましょう。

今年は資料も指導法も変えてみようと思います。

それほど、世の中の「イキモノ」への関心の低さが気になる昨今です。