年中行事の菓子−日本と中国の比較研究Ⅰ−

北海道文教大学 研究紀要 第33号 -2009年3月-

荒井 三津子・云 肖梅

Abstract: This study investigates and compares the confectionery of annual events in Japan and China. Most of traditional annual events are common in the two countries. However, various differences of confectioneries between the two countries were observed in ingredient, shape and color, due to the climate and agricultural products. Chinese confectioneries, which mostly made from flour, have more variety and come in vivid colors and interesting shapes. In addition, Chinese people prefer to eat special confectioneries that have a similar pronunciation to a fortunate thing, wishing for something good to happen. Chinese people also celebrate annual events and enjoy traditional confectioneries with their family more than Japanese “年中行事の菓子−日本と中国の比較研究Ⅰ−” の続きを読む

現代の手づくり弁当・その多様性と背景 -弁当の日・弁当男子・キャラ弁を視野に-

北海道文教大学 研究紀要 第35号 -2011年3月-

荒井 三津子・杉村 留美子・片村 早花

抄録: 食の外部化が進む中、近年手づくり弁当が注目されている。「キャラ弁」と呼ばれるアート性の高い弁当や、弁当作りを楽しむ「弁当男子」の登場、子ども自らが作った弁当を持参する「弁当の日」の普及は、従来の、空腹を満たし栄養補給のための携帯食とは目的も機能も異なる現象である。
 弁当関連の書籍やインターネット上の情報、弁当箱の種類、弁当専用の食材も増えた。
 かつて「腰弁」と揶揄された手作り弁当は、自己表現の手段、趣味、娯楽的要素を持ち、さらに教育的効果も期待される存在になった。一昼食用の携帯食が、これほど多岐に渡る機能を有するに至った現象は「新弁当文化の時代」の到来と見ることができよう。
 本研究は、現代の手づくり弁当に関する情報を整理し、そのブームの背景や今後の課題について様々な角度から考察する。

続きは現代の手づくり弁当・その多様性と背景へ。

餅菓子文化の伝承-北海道における『べこもち』の歴史と地域性-

北海道文教大学 研究紀要 第36号 -2012年3月-

荒井 三津子・杉村 留美子・片村 早花・佐藤 理紗子・太田垣 恵・鈴木 恵

抄録: 青森県のごく一部の地域と北海道でのみ作られるべこもちは、同じ材料と形でも地域によって名称が異なったり、型で抜くものや手で成形するもの、立体造形的に花などを作るもの、黒砂糖色の一色、黒白の二色、多色づかいのものなど、実に多様である。そのルーツも、北前船ルートと津軽海峡ルートが主に考えられる。べこもちの地理的な分布と、ルーツを探り、北海道の開拓の歴史と食文化を考察する。

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2/13(月)粉食学研究会

第1回「粉食学とはなにか+北京の食卓」

 生活文化塾、粉食学研究会・第1回「粉食学とはなにか+北京の食卓」開催しました。大真面目にヒトという動物の「食」を学び、コメとムギ、粒食と粉食を学ぶゼミ形式のレッスンです。初回は私のミニ講義のあとケイ玉芝先生をお招きして北京の粉食と棗や竜眼などをブレンドした日常的なお茶などご指導いただきました。なぜ小麦は粉にするのか、そんなことを考えることを通して、環境を含めた私たちの暮らしが浮き彫りになるはず。これからも継続的につづけていきます。今日はみなさま大変楽しそうに「粉」に向かっていらっしゃいました。もちろん最高のお味でした!(荒井三津子) “2/13(月)粉食学研究会” の続きを読む